稲刈り
神戸市北区フレンチオーベルジュ SETTAN AUBERGE À NORD KOBE
秋冷が爽やかに感じられる季節となりました。
5月に植えた苗がすくすく成長し、待ちに待った稲刈りが行われました!
SETTAN米である『ヒノヒカリ』はコシヒカリやキヌヒカリなどと比べて稲刈りの時期が遅い品種です。昨年は手で刈り取り、コンバインで脱穀し乾燥させましたが、今年は手で刈り取ったあとすぐに脱穀せず伝統的な『稲木干し』に挑戦!!
稲木干しとは稲を刈り取った後に束ねて天日に干せるよう、木材や竹などで柱を作り横木を何本か掛けて作ったものです。
最初はすぐに終わるだろう!と思っていましたが、、、
予想以上に時間と手間がかかり重労働!!
料理と同じで時間と手間をかける事により、美味しいお米ができます。
稲木干しした方が美味しいお米になるのは、朝露に当てたり、日中に天日で干す事を繰り返すと稲藁がポンプ作用によって稲の藁に残った栄養を全部籾にもっていく事ができるからなのです。
この状態で10日間くらい日干しします。
日干しが終わったら脱穀し、さらに3日間ほど干してから籾摺りをします。
ちなみに下記の写真は昔使われていた脱穀機で全ての工程が手作業で行われていました。
今回稲刈りを体験し農作業の大変さと先人の知恵の素晴らしさを感じる事ができました。
太陽の恵みにも感謝。
ご指導して頂いた近隣の方々、本当にありがとうございました!
今年のSETTAN米はさらに想いが詰まったものになりました。
間もなくお料理にも登場致します。
ご期待下さいませ。
2022-10-31 | Posted in BLOG