ダイナースクラブ フランス レストランウィークの食育イベント
『ダイナースクラブ フランス レストランウィーク』はフランス料理をもっと気軽に楽しんでいただくことを目的とした日本最大級のグルメイベントで今年で12年連続開催されています。
今回光栄にもシェフ吉田がフォーカスシェフに選ばれ、8月下旬 大阪市内中学校で行われた食育イベント『KIDS&FOOD ARE OUR FUTURE ~こどもたちの「食」の未来に何を残せるか~』に神戸の生産農家 すまいるふぁーむの藤本さんと共に講師として登壇させて頂きました。
生徒さん30名は調理室にて、残りの生徒さんはライブ配信での視聴で約100名のご参加。
冒頭、本イベント開催にあたり同中学校との架け橋となっていただいた在京都フランス総領事
ジュール・イールマン氏より素敵なご挨拶があり、いよいよシェフ吉田の出番です!
久しぶりの講演に少し緊張。。。
講演では、フードマイレージ(食料が生活者の手元に届くまでにどのくらいの距離がかったかを計る指標)、地産地消、フードロスなどのサステナブルな活動に関してお話させて頂きました。
SETTANでの具体的な取り組みについてですが、まずフードマイレージについては北海道から兵庫県まで食材を運ぶ場合、移動に費やす燃料や品質を落とさないように施された特別な梱包などに多くのエネルギー消費が必要ですが地元の食材を積極的に使うことにより、新鮮な食材を手に入れながら環境への負担を減らしています。
次にフードロスについては、野菜の皮を天日干しにして出汁を取る、市場では商品価値の少ない雑魚なども仕入れてソースやスープ料理に使ってできる限りロスを抑えた工夫をしています。
また周辺は野生のホタルもたくさんいるので、川を汚さないように洗い物の汚染を減らすよう気を付けています。
生徒さんたちは真剣に話を聞いて下さり、自分達ができるサステナブルな取り組みについても話し合いされてました。
最後に藤本さんが大切に育てたトウモロコシを使って調理した冷静ポタージュをお召し上がり頂きました。生徒さん達のニコニコ笑顔に私たちもほっこり。
ポタージュのカップとスプーンは燃やして畑の肥料にするため、食後に回収!
『サステナブルという言葉が一時的なもので終わってしまわないように、トウモロコシを見るたびに今日の事を思い出してほしい(笑)』という言葉で締めさせて頂きました。
これからの時代を背負っていく生徒の皆さんに少しでも今回の講演が何かを考えるきっかけになれば幸いです。
講師として参加させて頂きましたが、ダイナースクラブ様からの『芽が出る鉛筆(使い終わったら土に埋めると発芽する鉛筆)』というサステナブルな品物を頂戴し、改めて私たち自身も環境に配慮した取り組みをまだまだ考えていけないと感じました。
このような素晴らしいイベントにお声かけ頂き、本当にありがとうございました。
ダイナースクラブ フランスレストランウィーク は2022は9月23日(金)~10月16日(日)まで開催されます。
https://francerestaurantweek.com/
期間中はダイナースクラブ会員でない方も含め、特別コースをお楽しみいただけます。
皆様、是非この機会に足をお運びくださいませ。