SETTAN 椅子のお話し
神戸市北区フレンチオーベルジュ SETTAN AUBERGE À NORD KOBE
今回はSETTANで使用している素敵な家具についてお話しをさせていただきます。
地元の後藤雅宏工房さん にて六甲山で採れたコナラの木を材質にスラリとした背板が象徴的な椅子に仕立てていただきました。
コナラの木を鉄と墨を加えてタンニングで奥行きのある黒茶に染めています。今後使っている間に経年変化も楽しめる染色です。
スラリと伸びた背板は緩やかな湾曲を描き背中へのあたりを柔らかく感じさせるように設計されています。また背板の表面には
かんなで削った柔らかなデコボコ間で程よい肌触りを感じさせる座り心地の良い椅子に仕上がっています。
またこの椅子のすごいところは釘やネジの類は一切使わずホゾや組手のみで組み上げられたところです。そうすることで永い時間使用しても緩むことなく強度を保てる見えないところにも後藤さんのこだわりが詰まっています。
またSETTANにて食事の際は椅子の座り心地もお楽しみください。
後藤雅宏工房
兵庫県三木市志染町御坂570-4
TEL:0794-85-8150
2021-08-18 | Posted in BLOG